op.110 ベートーヴェン 「 不滅の恋人 」 への手紙
at よみうり大手町ホール
2020年12月19日(土)18時開演
席:3列下手寄り
ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン生誕250年のこのときに、田代万里生さんがこの舞台に出演 直ぐFCにチケットを申し込み、カナリ良いお席を頂きました! 今年最後の万里生君の舞台をオペラグラスを使わずに観ることができたので、FCに本当に感謝です
ベートーヴェンの不滅の恋人~アントニー・ブレンターノ:一路真輝さん
フランス革命で貴族が落ちぶれて行くなか、身を売るようにウィーン貴族の家から実業家の元へと嫁いだアントニー・ブレンターノ。 絶望の中にいた彼女はベートーヴェンの音楽に癒やされ、彼と彼の芸術を愛するようになって行った。
初めて一路真輝さんの舞台を観ましたが、その楚々とした美しさにとても魅せられました
この時代の女性の境遇や心情も一路真輝さんが演ずるアントニー・ブレンターノから知ることもできて、とても勉強になりました。
ベートーヴェンから最後の熱いラブレターが届いたとき、アントニー・ブレンターノは許されない愛を貫くというのではなく、〝これは変わらぬ友情〟と皆にも自分にも言い聞かせつつ〝 この恋する気持ちは心の奥にしまったままにしておこう〟というように思ったと理解しました。
ベートーヴェンの愛弟子~フェルディナント・リース:田代万里生さん
17歳の頃からベートーヴェンの弟子として音楽家を目指していた。 20歳の時にフランス軍から召集令状が来たのがベートーヴェンとの別れになる。 兵役後は音楽家として身を立てる為にパリ⇒ドイツ⇒北欧⇒ロシア⇒イギリスと渡り歩き、ピアニストや指揮者、作曲家として成功する。
ベートーヴェンの死後、ベートーヴェンについての良からぬ噂が横行していくのを心配して、「ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンに関する伝記的覚書」を出版する。
この物語のストーリーテーラーの役目が、愛弟子フェルディナントでした。
これはコンサートではないのだけど、途中で万里生君がベートーヴェンの曲を原語で歌うこと数曲。 前後のストーリーがその歌のナビゲーションをしてくれてるようで、曲に秘められた想いなども伝わって来ました。 そして滅多には聴けないオペラ歌手 田代万里生さんの迫力のある歌声に感動しっぱなしでした。 特に最後に歌った♪第九 歓喜の歌 には今まで聴いたどの合唱よりも心に響き涙がボロボロ・・・ この年末に正統派万里生君の歌を聴けてとても力をも頂きました。
昨年11月から習い始めたピアノ~、仕事も忙しく、コロナ禍なので教室もクローズになった時期もあり、思ってた以上に上達してません しかし時間を作りもっともっと練習しようという気持ちが沸々と湧き上がってきました。 来年の今頃迄には〝右手だけでも間違わずに ♪第九 歓喜の歌 を弾けるように頑張る〟と、今はその気持ちでいっぱいです
2020年12月20日 Setsu Sweet